ベルリン中央駅
他都市から来る知人を迎えにベルリン中央駅にやってきました。
冷戦により東西が分裂していた時、ベルリンには中央駅は二つあったんですね。西は動物園駅(Zoologischar Garten)、東は東駅(Ost Bahnhof)でした。
2006年のドイツワールドカップ開催の年に現在の中央駅が開業しました。私は(人混み嫌いなので)出向かなかったのですが開業のイベントがありました。
この中央駅、何が便利かというと、長距離電車(DB)、地下鉄(U-Bahn)、ベルリン市内電車(S-Bahn)と交通にも便利なのはもちろん、色々はお店が入っていて、ほとんどのお店が遅くまで営業していたり、土日祭日も営業していることです。
ドイツは営業法により、日曜、祭日はほとんどのお店(スーパーやドラッグストアなども)営業していません。
何か買い忘れ(特にトイレットペーパーや小さなお子さんがいるご家庭はおむつなど)があるととっても困るんです。
日曜もスーパ―が営業している、24時間コンビニが開いている、便利大国ニッポンから来た私たちにはちょっと考えられない不便さです。
トイレットペーパー買い忘れた!と気が付いた土曜午後8時はベルリン中央駅へ!
もちろんコインロッカーやツーリストインフォメーションもあります。
写真左は大手スーパー、右はドラッグストアで地下にあります。
ついでにおいしいクッキー屋さんに寄ってみたり。
地下にはHertaヘルタというベルリンのサッカーチームのファンショップまであります。原口元気選手が所属しているチームですね!
ショッピングセンターとして訪れても楽しいベルリン中央駅です。
ビザ申請に最も大切なもの3点セット-収入証明-
だんだん暖かくなってきたベルリンですが、みなさんいかがお過ごしですか。
日本では年度の終わりでこの4月を期にベルリンへ来ることをお考えのかたもいるかと思います。
シリーズ化しているビザ申請に最も大切なものの続き、収入証明編行きます!
ビザ申請の際必ず聞かれる収入証明ですが、申請するビザの種類(ドイツ滞在の目的)によってかなり違ってきます。
-学生(語学学生、大学準備ビザを含む)
日本にいる保証人(両親)の経費負担証明書を日本のドイツ大使館で作ってもらう。聞いたところによると、他の都市ではこちらは受けつけてもらえず、ドイツの銀行の残高証明が必要だったという話も聞きますが、ベルリンではこの証明書で受け付けてくれます。
もしくはドイツの銀行の定期預金に8316ユーロ以上入っていること。定期預金じゃないとだめです。
日本の銀行の残高証明でもいいという記述もありますが、ベルリンでは基本的にドイツの銀行の残高証明を求められます。
ドイツ大使館のページもご参照ください。
-被雇用者(会社に雇われている場合)
新規の申請の場合は労働契約書(休暇や月給などについて明記があること)
更新の場合は過去6か月の給与明細
新規の申請の場合、ビザが取れた場合、このくらいの期間、このくらいの報酬で働いてもらうという受注書や発注書、フリーランス契約書(ドイツの会社、ドイツ在住の個人から最低2通以上)
更新の場合、昨年度の確定申告、今年の請求書(過去6か月分)、今後の受注書などです。
-家族ビザ(配偶者や親の都合でドイツに住む場合)
配偶者が被雇用者の場合は被雇用者の、フリーランスの場合はフリーランスの収入証明に準じます。
以上はあくまでも、一般論的なものです。どの書類が実際に必要かはその方の状況を詳しくお伺いしたからではないと言えません。また、こちらの情報はベルリンに限ったものです。
個別にお問い合わせされたい方はこちらからどうぞ。
日本のパン屋さん in Berlin
日本のコロニー、デュッセルドルほどじゃないですが、最近はベルリンにも寿司(ドイツ人の発音ではズーシ)だけじゃなく、色々な日本の食べ物屋さんができています。
ベルリンのハイソ地域シャルロッテンブルクの中心に日本のベーカリーがあります。
Kame Japaniese Bakery
Leibnizstr. 45 10629
月-土 7:30-19:00
日曜日定休
明るい店内は、なんとも落ち着く雰囲気。
奥のほうには1席だけ畳の小上がりがあり、畳の上にじか
に座れるしあわせーを感じられます。
パンだけではなく、おにぎらずもあるので、お昼時でおなかをすかせていた私はおにぎらずを目指していったのですが、カウンターの上にTeriyakiの文字が!
決心はあっさりと崩れ、数分後には照り焼きサンドにかぶりつく私がいたのです。
写真があまりきれいじゃないですが、照り焼きチキンとマヨ系のソース(ちょっぴりわさび風味!)の絶妙なコンビネーションを堪能しましたぁ!パンはクルミパンです。
奥の飲物は抹茶ソイラテを頼もうとして、「でも今冷たいものが飲みたい気分なのよねー」という私のわがままに応えて作ってくださった、抹茶ライスミルク(コールド)そんなおもてなしが心にしみます。
夕方になるとパンの値下げがあるようですが、なかなか希望の物が残っていません。絶対カレーパンが食べたい!などがある場合は早めに行くことをお勧めします。
ビザ申請に最も大事なもの3点セット -プライベート保険編-
前回の投稿ではドイツの公的保険について書きましたが、今日はプライベート保険についてです。
ドイツに来て最初のビザ申請の時は大概の方は旅行者保険などのプライベート保険に加入していると思います。
その後、被雇用者の方はビザと労働許可がおりて実際に働き始めると公的保険に会社を通して加入するわけですが、被雇用者じゃない人はどうすればいいのでしょうか。
当方に寄せられるベルリンでのビザ申請のお問い合わせは、フリーランスビザやフリーランスのアーティスト部門ビザのお問い合わせが一番多いのですが、雇用主がいないフリーランス、自営の方は公的保険の保険料は高くつきます。(アーティストに関してはKSKという別の方法がありますが、また別の機会に記事にします)
ドイツについて、最初のビザ申請でしたら旅行者保険が認められています。一番代表的なのはCareConceptの旅行者保険ですが、月々の保険料も格安で、またいつでも解約できるので安心ですね。どの旅行者保険でもいいわけではないので、実際に加入をお考えの方は個別にお問い合わせください。
基本的にビザは保険に入っている期間しか発行されません。ですので、最大の2年で加入しておくことをお勧めしています。(ベルリンはなぜか2年しか入っていなくても3年のビザが出ることがありますが)
一番最初のビザ申請旅行者保険でいいのですが、フリーランスビザ・アーティストビザを更新する時はどうするのでしょう。
これが、少し複雑です。
旅行者保険では更新できませんので、他の保険に切り替えることが必要です。
アーティストの方はKSKという芸術家社会保障に加入することが可能で、外国人局もKSKに入ることを推奨しています。のちのち永住権を取りたい人はドイツで年金保険に加入することが必要になりますが、KSKに加入できれば年金保険、介護保険、健康保険がセットになっているので、永住権に一歩近づくわけです。
ですので、ドイツでご活躍のアーティストの方はKSK加入を強くお勧めします。
アーティストではない業種のフリーランス、自営の方の保険はどうでしょうか。
ドイツですでにフリーランス・自営業を始めていてプライベート保険に入っている場合、基本的に公的保険には入れません。
となると、旅行者保険ではない普通のプライベート保険に加入することになります。
このプライベート保険、滞在許可の残りが短いと加入しにくいです。
滞在許可がないと保険に入れない、保険に入っていないと滞在許可がもらえないという、まさに卵が先か、鶏が先か状態です。
この負のスパイラルに陥る前にぜひご連絡ください。
ドイツに移住したい人、ベルリンに住んでみて永住を考え始めたという人は、滞在許可の期限が迫る前にアクションを起こしてください。
ご自分の加入保険がビザ申請や更新に対応しているかわからない方はおこちらからお問い合わせください。
ビザ申請に最も大事なもの3点セット -公的保険編-
ドイツでの中長期滞在に欠かせない滞在許可(ビザ)の申請。
フリーランスビザ、ドイツ語留学、ドイツで就職など目的によって申請するビザの種類も必要書類も違ってきますが、どのビザにも必要な3点セットがあります。
-保険
-収入証明
-住民登録と住宅契約
この3点セットのうち、どれが欠けてもビザ取得はできません!(ベルリン2017年2月現在)
滞在許可の申請には有効な健康保険に入っていることが条件です。申請時のみならず、ドイツに滞在している人は健康保険に加入していることは義務ですので、途中で解約したり、更新しなかったら滞在許可は無効ということになります。勝手に解約しないように!
ビザに関するはこちらから直接お願いします。
今日はドイツの公的保険について書いてみます。
ドイツ滞在に必須の保険ですが、もしドイツの公的保険に入っているのなら、どの保険でも有効です。(ドイツにはAOK、TK.、BKKなどいろいろな公的保険があります。)
しかし、フリーランスや自営業で仕事をする人と語学学生は公的保険には入りにくいです。
フリーランス・自営業に関しては、ドイツでフリーランス・自営の仕事を始める時に公的保険に入ろうと決断して公的保険に申しこみすればフリーランサーでもドイツの公的保険に入れます。ただし、
加入できるタイミングは税務局に申請する1日以上前です。(税務局に行く当日ではだめ)
その後は被雇用者になるか、結婚して相手の扶養になるかしか公的保険に入るチャンスはありません。
また、語学学生ビザは最大1年です。1年という期限付きのビザには公的保険加入のチャンスがありません。(その後大学に入ったりしたら公的保険加入もokです)
公的保険のメリットとデメリットは
聞かれるので簡単にまとめると
メリット
- 通常の治療は0割負担(歯の治療の際マテリアルなど追加でかかることがある)
- 医者にかかった時、保険のカードを見せれば会計しなくてもよい(プライベートはいったん自分で立て替えて後からお金を返してもらうことがある)
- 子供や配偶者などの扶養家族がいても追加料金なしで同じサービスが受けられる
デメリット
- フリーランスや自営は保険料が高い(月380ユーロほど)
- 被雇用者でも給与が高ければプライベートより高い保険料になる(所得によって保険料がきめられるため)
- ホメオパシーなど自然療法は基本的に保障外(治療によって負担してくれる場合もあり)
- フリーランス・自営業はいつでも入れるわけではない
ドイツ、ベルリンでの色々な申請サポートが必要な方はこちらもご覧ください。
次回はプライベート保険編です。
日本のケーキ inベルリン
ベルリンで長くフリーランスのコーディネーターとして活躍しているお友達と、打ち合わせと称して、日本のパティシエさんのお店にケーキを食べにいきました。
日本、特に東京ってつくづくすごい街だなぁと思うのは、世界中の美味しいものが食べられるところ!
ドイツ菓子もおいしいのですが、日本のケーキは濃厚な生クリームをふんだんに使ったフレンチよりですよね。
そんなケーキがベルリンでも食べられます。
Café Komine カフェ・コミネ
住所 Welserstr. 13-15, 10777 Berlin
URL http://www.cafekomine.de/
https://www.facebook.com/cafekomine/
営業時間 水〜土 12:30 - 19:00 日12:30-18:00
定休日 月・火
見た目もなんとも美しい・・・。
モンブランはベルリンではなかなかお目にかかれません。
他の友人曰く、ピスタチオのエクレアも絶品だそうです。
ドイツの首都ベルリンですが、食文化に関してはまだまだ東京には及びません。でも、最近はこういうインターナショナルな食文化も受け入れられてきているようです。
がんばれ、ベルリン!
滞在許可とビザ
日本人は基本的にドイツ入国、滞在においてビザは必要ありません。
ん?ビザがいらないわけないよねと思った方!
そうです「ビザ(Visumビーズム)」はいらないのです。日本人に必要なのは滞在許可(Aufenthaltserlaubnisアウフェンタールスエアラウプニス)です。
言葉のあやのようですが、大きな違いがあります。まず、外国人局にいってビザくださいといっても、ビザは大使館で発行してもらってください。日本人は基本的にビザ要らないですと言われてしまいます。まぁ、滞在許可を取りに来たのだなとこの場合はわかってくれるとは思いますが。
もっと大きな違いは性質です。ビザは必要ない最初に書きましたが、実は2種類あります。
一つはワーキングホリデービザ、もう一つはシェンゲンビザです。ワーキングホリデーはみなさんご存知かと思いますので説明を省略します。
シェンゲンビザは観光ビザともいわれ、ドイツ(もしくは他のシェンゲン協定がある国)に入国して最初の90日はシェンゲンビザが日本人には自動的に与えられているので、他のビザも滞在許可もなく滞在できるのです。
ここで大きなこの二つのビザと滞在許可の違い!滞在許可は滞在するまっとうな理由があれば延長できますが、ワーホリ、シェンゲンビザは1日も延びません。
ですので、滞在を延長したい場合は、ビザの有効期限内に外国人局を訪れ、滞在許可を発行してもらうことが非常に重要です。今月ワーホリが切れるのでフリーランスに切り替えたいんですけど予約は来月です、なんて方がいますが、その間は不法滞在ってことになります。シェンゲンビザもしかりです。
ビザではなく、滞在許可をお持ちの場合はうっかり予約をするのが遅くなって期限内に予約が取れないとしても、予約日まで滞在許可は自動的に延びています。そのような場合は何かあったときのために外国人局の予約票をすぐに見せられるようにしておくといいですね。滞在許可、ビザが切れた状態でドイツ国外に旅行できますかという質問を何度かいただきましたが、おすすめしません。外国人局の予約票を空港で見せてドイツに戻ってこれた方もいますが、厳しい国境というのもありあす。(私の感覚でまったくの独断と偏見ですが、ヘルシンキとフランクフルトは厳しい気がします)余計なトラブルを避けるために、滞在許可、ビザが切れた状態での出入国は避けるにこしたことはないです。
お気をつけください。
滞在許可取得についての質問、サポートの依頼はこちらからどうぞ。