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KSK-芸術家社会保障

皆さんこんにちは!

ここ何日かは暖かい日が続いていますが、なんとなく秋の気配のするベルリンですね。

 

今日のお題はKSKです。

KSKに加入する資格がある人は、とりあえず申請しておくことを強くお勧めします!

なぜなら永住権取得に有利、滞在許可更新に有利、家族がいる人は保険料も節約といいことだらけだからです。

 

まずKSKって何?ってところから始めましょう。

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KSKとは

Künstlersozialkasse(クンストラ―ゾツィアルカッセ)というもので、芸術家社会保障です。

 

芸術家として働いている人は多くの場合フリーランスとして働いていますね。そうすると、公的保険に入れるチャンスが少なく、また、被雇用者ならば保険料の一部を雇用主に負担してもらえますが、フリーランスの芸術家はその恩恵にもあずかれないわけです。

そこでKSKがいわばフリーランスの芸術家の雇用主のように、社会保障の一部を負担し、芸術家をサポートするというのが趣旨です。

KSKという公的保険があるわけではありません。個別に公的保険に申し込み、KSKから加入許可が出ると申し込んでいた公的保険にも加入できるという仕組みです。

 

さて、では誰がKSKに加入することができるのでしょうか?

 

KSK加入資格

KSK加入できる人は、ドイツ国内で活動している芸術家(音楽、画家、写真家、舞台芸術)やその分野の教師、またはフリーランスのライターや作家などです。

また、以下のような条件もあります。

1. 芸術家としての年収が3900ユーロ(月平均325ユーロ)以上

2. 芸術関係以外の収入があってもよいが、芸術関係での収入が大半を占めていること。

3. ドイツに住居していてもクライアントがドイツ国外のみの場合は不可

 

1.はわかりやすいので説明を省きます。

 

2.は例えば、芸術活動をしていて月400ユーロの収入があるが、それだけじゃ生活できないので日本食レストランでバイトしている。そのバイト代が600ユーロ、というのはダメなんですね。あくまで芸術家メインの収入であることです。

翻訳家なんかも入れることがありますが、例えば文学作品や漫画の翻訳なんかはOKですが、工業系の翻訳が多かったらダメです。

 

3.はその場にいなくても仕事ができるデザイナーなど、よくリモートワークで日本から受注がありますが、それのみではKSKには加入できません。ドイツ国内にもクライアントが必要です。(というか、最近はドイツ国内のクライアントなしには滞在許可の申請や更新もできません)

クライアントは企業である必要はないので、ドイツに住んでいる日本人からの受注でもドイツからの受注扱いになります。もしくはドイツのエージェントを通して、ドイツ国外で働いているというのもアリです。

ドイツ国内のクライアントに関してご相談があるかたはこちらからどうぞ。

 

芸術家って誰のこと?

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そりゃ、アート活動をしている人のことでしょ!と思うと思いますが、KSKが考える芸術家にはボーダーがあります。自分の活動はアート活動だ!と主張するだけではだめなのです。KSKの芸術家としての線引きは、芸術自体が多岐にわたるので一口には言えませんが、一例をあげると・・・

 

インテリアコーディネーター → もともとある雑貨などを組み合わせるだけならクリエイティブとは言えないから、芸術家としては認められない。

 

家具デザイナー → 一からデザインを考えているのでクリエイティブとみなされ芸術家として認められます。

 

家具を作る → デザインから自分でする場合はよいが、他のデザイナーが考えたデザインを家具として作るのは職人であり芸術家ではない。

 

と、こんな感じです。これは私の見解ではなく、あくまでKSKに加入するには、ということです。

 

最近は外国人局での更新時も職種がアート関係だとKSKに入って来なさいと言われることが多いです。フリーランスの滞在許可更新は収入も大事ですが、保険がかなりネックです。一度はじかれて仮ビザなどになると、入れる保険がまったくなく、泣く泣く帰国という最悪の事態にもなりかねません。

KSKに加入資格があるかたは、ぜひぜひ早めに加入しておいて損はないですよ。

 

 

保険が先かビザが先か?-フリーランス更新編

みなさん、こんにちは!

来週の休暇に向けて最後の力を振り絞って仕事している川嶋@ベルリンです。

 

私がこの夏よく来るのはここ、図書館です。

ベルリンにはおしゃれなコワーキングスペースなんかもありますが、ここはうちから家から近く、無料で、カフェも併設されていて、WiFi無料、プリントアウト1枚10セント、もちろんコピー機もありなかなか快適です。

 

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夏休みの最初の3週間は学童が開いていないため、子供を連れていけるということも私にとっては重要です。

ここに来たらまず娘が向かうのはこの棚。

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拡大してみましょう。

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ずらりとならぶ漫画

日本の漫画文化、すっかりドイツに根付いていますよ。

すっかり漫画っこな娘はここで1日過ごせます。

 

さて、本題。

シリーズで続いている保険が先かビザが先か?の話題も今日が最後。最後にして最難のフリーランスの更新編です。

 

フリーランスとしてドイツでの滞在許可がおりました!移住成功!ベルリン最高!と浮かれてばかりいられません。

フリーランスの最強の敵、それは保険です。保険のためにあくせく働いているなーと感じるのは、会社員も同じだと思いますがフリーランスはさらに厳しいです。

 

最初の申請(もしくはワーホリからの切り替え)は旅行者保険で申請という話は前回のこちらこちらの記事の通りです。

 

最近は3年分の滞在許可が最初の申請で出ることは残念ながら少なく、1年か2年ということが多いです。

旅行者保険は最大5年まで加入可能ですが、保険会社が5年加入してもいいよといっているのであって、外国人局が何というかは別です。

最近よく聞くのは旅行者保険で1年後に更新に行ったら、保険を理由に更新されなかったということです。

それは困った。

ドイツお得意の担当官によってという感もあるので、もしかしたらという望みに掛けて一か八か旅行者保険で行ってみるのも手でしょう。旅行者保険を理由に更新されなくても、すぐに他の保険に入りなおして再チャレンジすることもできます。その場で強制送還、退去命令なんてことはありません。

 

リスクは取りたくない、確実な保険に入っていきたい!という場合は早めの行動が必要です。

アーティスト以外の職業の場合はKSKに加入できないので、公的保険に加入できるチャンスは税務署に届け出る前と話は前回の記事でお話しした通りです。

この場合(旅行者保険ではない)フルのプライベート保険に加入する必要があります。

ただ、フルのプライベート保険は2年解約できない、もしくはそもそも2年以上の滞在許可がないと加入できないということがよくあります。

ここで、保険が先か、ビザが先かという負のループに入るんですね。保険がないと滞在ビザは更新されない、滞在ビザがないと保険に加入できない。

 

この負のループに入ってしまったらご連絡ください。(ブログでは書けない)手はあります。

 

 

 

 

 

保険が先か、ビザが先か?フリーランス編

こんにちは。川嶋@やっと夏らしくなってきたベルリンです。

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今回は前回に引き続き、保険が先か、ビザが先かのフリーランスです。

前回の記事はこちら。

cc-nippon.hatenablog.com

 

フリーランスの方たちにとって保険は頭の痛い問題でしょう。

 

 

最初の申請時は旅行者保険でOKというのは他の滞在許可と同じです。

晴れて滞在許可が出た場合、その後が問題です。

 

もし、滞在許可が1年以上(1年と1日でもOK)場合、公的保険に入ることもできます。

入ることもできるんであって入らないといけないわけではないです。

 

公的保険とプライベート保険の比較を少し以下でします。

 

公的保険

-滞在許可更新OK

-年金もセットで入るので、ゆくゆく永住権を狙いたい人は有利(プライベートの個人年金でも大丈夫です)

-普通の治療は0割負担なので、カードを見せるだけで、その場でお金を払わず治療が受けられる(歯医者や自然療法は支払われない場合もあり)

-扶養家族は保険料なしで同じ保障内容

-フリーランス、自営の場合は月の保険料が高い

 

 

プライベート保険

-ものによっては滞在許可の更新不可

-歯の治療、自然療法など支払われる範囲が広いことがある

-月の保険料は料金プランによってさまざま

-治療の際、いったん自分で立て替えて、その後保険会社からお金を振り込んでもらう

-年金は含まれないので、個別に個人年金に加入する必要がある

 

こんな感じです。

 

フリーランスでも公的保険に加入できますかという質問を時々いただきますが、フリーランス、自営でも公的保険に加入可です。

 

ただ、タイミングがあります。

フリーランスや自営として税金番号などを登録する1日以上前です。

ですので、公的保険に加入したいと思ったら、フリーランス、自営の登録前に公的保険に加入する必要があります。

 

ただし、KSK(芸術家社会保障に加入できた場合は別です。KSKに加入するチャンスのある職業の方は、フリーランスとして登録した後でもKSK加入時に公的保険にも加入できます。

 

職業が芸術系ではない人は永遠に公的保険に加入できるチャンスがないのか?

いいえ、一つ裏技があります。

結婚したら、相手の扶養に入るのです。フリーランスの人が家族の扶養に入れる月の収入限度額は415ユーロ(2017年7月現在)です。

いったん仕事を減らして月の収入を415ユーロまで落とし、家族の扶養に入ります。その後また仕事を増やしても、扶養としては加入を保持できませんが自己負担で加入できます。

ただし、その場合は全額自己負担なので保険料は高いです。(380ユーロほど。こちらも2017年7月現在の情報ですので、今後変わる可能性はあります)

 

ですので、フリーランスの人が公的保険に入る場合の順序は

滞在許可申請→公的保険申し込み→フリーランスの登録

 

です。

公的保険に入っている場合、滞在許可の更新に問題はありませんし、年金保険にも入っているので60か月後に永住権申請も可能です。

 

ちょっと複雑になってきましたか?

 

フリーランスには保険料が高い公的保険です。プライベート保険はどうでしょうか。

次回ご説明します。

 

申請時に必要な旅行者保険は無料で加入手続きを承ります。お問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

 

保険が先かビザが先か?

こんにちは、ベルリンの川嶋です。

 

今回はドイツ生活に欠かせない健康保険の話です。

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健康保険に加入することは権利ではなく、義務です。

義務ということは加入してもいいよ、ではなく加入していないといけない!です。

滞在許可の申請、更新時に保険に入っていないと、その時点でアウトなわけです。

 

このようにドイツ生活に必須な健康保険ですが、どの保険にどのタイミングではいるのでしょうか?

 

まず、ドイツに来たばかりの場合、滞在許可が果たして出るのか、何年分出るのかはまだわかりません。

そんな時は旅行者保険に加入します。

色々なブログで色々なことが言われていますが、2017年7月現在、私のお客様で旅行者保険を理由に滞在許可が出なかったことは一度もありません。(こういった情報には賞味期限があります。数か月後、数年後は状況が違っていると思うので、個別にお問い合わせください。)

加入期間ですが、基本的に保険に加入している期間しか滞在許可は出ませんので、できるだけ長く入っておいてください。途中で他の保険に切り替える場合も旅行者保険なら途中解約できるので安心です。

大切なのは最初の申請の時点ですでに申し込みが完了していることです。保険会社から送られてくる証書と併せて、銀行から保険料が引き落とされている証明も持って行くと完璧です。

このパターンはワーホリから他の滞在許可への切り替えも同じです。ワーホリの切り替えも旅行者保険で今のところ大丈夫です。

 

さて、ここまでは簡単ですね。ややこしい話ではありません。

ややこしいのは滞在許可の更新時です。

ここからは滞在許可の種類によります。

 

一番簡単なのは労働許可を取っていて被雇用者として働いている場合

無事滞在許可が出ると被雇用者として働き始めるわけですが、その後すぐに雇用主は被雇用者を保険に加入させる義務があります。ですので、どこかの公的保険を一つ選んで加入します。たいていは会社の人がやってくれるようです。

ちなみにドイツの公的保険は一つではありません。AOK、BKK、IKK、TKと代表的なところをざっと挙げただけもこれだけあります。周りの同僚などに聞いてみるといいでしょう。

 

もう一つ簡単なのは語学学校に通う人です。

語学学校の滞在許可は人生で1年分しか出ません。公的保険に入るには1年以上の滞在許可が必要なので、この時点で公的保険という選択肢は消えます。ワーホリもしかりです。

語学学校生、ワーホリは旅行者保険や学生保険で充分です。保険料も安いですよ!

 

次に少しややこしいのが大学生です。

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語学の試験にも受かり、芸大の場合は実技なども受かり、晴れて大学生!になったらぜひ保険を公的保険に切り替えましょう。

30歳以上は学生用の保険料が適用されないので、高いですが仕方ないです。

なぜなら、ここで公的保険に入っていないと更新の時に困るのです。

旅行者保険は最大でも4年か5年しか加入できません。でも、もし4,5年で卒業できなかったら??

その後は普通のプライベート保険に入るしかありません。旅行者保険から公的保険には切り替えられないんです。

ですので、大学の入学許可をもらった30歳以下の人は迷わず公的保険に加入しましょう。これで更新時にごちゃごちゃいわれることはありません。

 

30歳以上の人は、ちょっと迷ってから、それでも公的保険に入っておくことをお勧めします。なぜなら旅行者保険は最大5年まで加入できますが、5年以下でも更新時に旅行者保険は受けつけられないことがあるからです。(ドイツのお役所お得意の役人によってというやつです)

 

次回はフリーランスの保険についてアップします。

フリーランスはかなり複雑です。

 

 

 

 

 

夏休み!お得に旅行しよう!

こんにちは、ベルリンの川嶋です。

この時期になると、ドイツ人たちそわそわし始めます。夏休みがそこまで来ているからです!

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子供がいない人たちは必ずしもこの時期に休みと取るとは限らないのですが、子供がいる家族は必然的に学校の休みに合わせて休暇をとることになります。法律で決められている最低有給は週5日勤務の場合20日です。丸4週間ですね。会社によっては6週間ってことも多いです。夏休みに2,3週間まとめて休暇を取って、残りは冬休みや秋休みにとるというパターンが多いようです。

ドイツの夏休みでとても効率的なのは、州によって学校の夏休みの時期がずれていること。そうすることで、観光地や高速道路の混雑が解消されるんです。

地続きのヨーロッパですから、海外旅行も車や電車で簡単に行けますし、格安航空券もたくさんあるので旅行天国です!

ちなみにドイツ人は世界でも有数の旅行好き民族だそうですよ。

 

ドイツ人の旅行の仕方はかなり日本人とは違います。日本人は取れる休暇が少ない、かつどこに行くにも海外旅行は遠くて高いということもあり、例えばイタリア3都市周遊5日間!とかありますが、これ、ドイツ人にとっては冗談みたいな話です。

 

では、ドイツ人はどういう風に旅行するんでしょう?

ドイツ人はただひたすら1か所に滞在することが多いです。もちろん、ドイツから日本などアジアに旅行に行った人はせっかく遠くまで行ったので、何都市も回っていることが多いですが、5日というのはまれです。2,3週間かけて日本を周遊した人を何人も知っています。豪勢ですよね。

近場のドイツ国内やヨーロッパ内の場合、同じところに1週間くらい滞在する人が多いです。

ドイツ国内で一番人気はバルト海、ヨーロッパ内ならスペインの島など。

スペインの島ではマジョルカ島が一番人気でまるでドイツのハワイです。

ドイツ国内旅行の場合、駅から宿までのアクセスが良ければお勧めなのが鉄道旅行です。のどかな風景を見ながら渋滞のストレスも長距離運転の疲労もなく目的地に着けて、早めにチケットを取ればかなりお得です。

このSparpreis Finderで検索してみてください。

 

www.bahn.de

 

ドイツ国内旅行なら鉄道でもいいですが、ヨーロッパ旅行となると鉄道では時間がかかるので、格安航空券で行くのが安く、また時間も節約できます。

 

EasyJet、Germanwing、Air Berlinなどなど数ある格安航空券を比較してくれるサイトがありとても便利です。サービスがよくないなど評判の悪いサイトもありますが、私はいつもここを使っていて、とくに今までトラブルはありませんでした。

flug.idealo.de

 

ホテルの予約はこちら。日本語でもOKなので便利ですね。

www.booking.com

 

 

宿はホテルもいいですが、家族で泊まる場合は割高なので、Airbnbのような貸部屋や貸別荘のようなところに泊まるのも住んでいる感満載でいいですよね!

私は他の国に行ったら、地元民に混ざって普通のスーパーで買い物するの大好きです。

そんな時もホテルではなく部屋を借りているほうがキッチンなんかも使えて便利です。

www.airbnb.de

ベルリンは今週木曜日から夏休みです。

水曜日に成績表をもらったら6週間の長ーい夏休み!

 

Viel Spass!

 

 

 

 

 

フリーランス in Berlin - 税理関係編 -

こんにちは。ベルリンの川嶋です。

 

さて、今まで多くの方がフリーランスのビザを取得してきました。

ビザ取得はゴールではなくスタートだというお話は前回もした通りです。

 

めでたくビザも取れたことだし、よし!営業するぞ・・・の前に大事なことを忘れてはいけません。

ビザは取れましたが、税務局にフリーランスとして届け出て初めて立派なフリーランスです。

フリーランスの初めの一歩。税務局に届け出て税金の番号を発行してもらいましょう。

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ここでお話しするのはあくまでフリーランスということです。

フリーランス個人事業主ではありません!

ドイツ語ではフリーランスはFreiberufler(フライベル―フラー)個人事業主はEinzelunternehmer(アインツェルウンターネーマー)といいます。

フリーランスの場合は税務局で税金番号を申請するだけですぐ仕事が始められますが、個人事業主はGewerbeamt(ゲベアベアムト)というところに行かないといけません。

また、個人事業主として働くのとフリーランスとして働くのは滞在許可の種類も違うので注意!です。

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最初の1年目は顧客もまだ少なく、収入もそれほど多くないことが多いでしょう。その場合は税金番号の申請時にKleinunternehmerregelung(クライネウンターネーマー レーゲルング)を選択すると、19%の売上税は払う必要がありません。

ただ、数年後売り上げが伸びて年間売り上げが17.500ユーロを超えると19%の売上税を支払う義務が生まれます。

その時、既存のお客さんが19%をプラスして払うことを承諾してくれるならいいですが、そうじゃない場合、同じ金額しか支払ってもらえないと19%は税金として持っていかれてしまうので損が出てしまいます。

初めから年間売り上げが17.500ユーロを超えることが予想される場合は、Kleinunternehmerregelungを使わないほうがいいでしょう。

 

Kleinunternehmerregelungで仕事をしている間は年に1回の確定申告だけでいいのも利点です。

確定申告は年に1回でいいのですが、毎月コツコツ経理処理はしていたほうがいいですよ!あとでまとめてやろうと思うと面倒になってしまうので。(そんな面倒くさがりは私だけですか??!)

確定申告を怠ったり、大きな間違いをしたりすると罰金、最悪の場合は銀行凍結という事態になりかねません。

そうなる前にぜひご相談ください。

パートナーの税理士さんと一緒にサポートします。

この税理士さんはとても良心的で、毎月の経理処理がきちんとできていると、料金を下げてくれたりします。

 

税金番号をもらって、仕事を始めたらフリーランスの基本の基本、請求書に書くべき情報です。

ちなみに請求書はドイツ語でRechnung(レヒヌング)

 

・相手の会社名や個人名

・相手の住所

・自分の名前

・住民登録の住所

・税金番号

・売上税番号(Kleinunternehmerregelungの場合はなし)

・銀行口座情報

・日付

・連番の請求書番号

Kleinunternehmerregelungの場合は請求額の下に

Hinweis in Rechnung auf Steuerbefreiung gem. § 19 UStG

Es erfolgt kein Ausweis der Umsatzsteuer aufgrund der Anwendung der                   Kleinunternehmerregelung gem. § 19 UStG.

と、いれます。

 

さあ!あとはバリバリ働いて、どんどんRechnungを書きましょう!

 

 

 

 

 

 

フリーランスサバイバル in ベルリン

今までたくさんのお客様のビザ取得のお手伝いをしてきました。

コンサルは毎週のように外国人局に通い、担当の役人さんと話をするので、ビザ取得の大体の要領がわかっています。ですので、例外的なお客様を抜かせば、ほぼ皆さんビザを最終的に手にいれています。

でも!ビザ取得はゴールではなくスタートですよね。やっとベルリン生活のスタートに立てたということです。

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サポートさせていただいたお客様はフリーランスビザ申請の方が一番多いのですが、フリーランスとしてビザが取れたもののベルリンでサバイバルしていくのは簡単とはいいがたいでしょう。

 

その根拠は

- ベルリンはフリーランスに優しい都市とよく最近のブログにも謳われています。オープンでインターナショナルな雰囲気。他の首都に比べて物価がまだ安いことなどがその理由でしょう。外国人フリーランスとしての住みやすさを求めて世界中から人が集まってくるのもベルリンです。それはすなわち競合が多いということです。職種によっては掃いて捨てるほどフリーランスがいるということもあります。その中でコンスタントに受注にありつくというのはよほどの営業力やコネ、実力、そして優れたコンセプトが必要になります。

 

- 確かにアメリカなどと比べればビザは格段に取りやすいです。が、取りやすいのは最初の申請の時だけです。更新はここ数年どのくらい稼げたのかチェックされます。また、発注元がドイツ以外が多いとドイツの経済活動に参加していないという理由でビザが更新されません。日本からの受注だけでベルリンで暮らせるというわけにはいかないのです。

 

その中でもフリーランスとしてサバイバルしていける人には共通の資質があるように思えます。

 

- 柔軟に物事を考えられる

今まで常識ととらえていたことがここでも常識とは限りません。自分の中の常識をどんどん壊していくことも大切です。

 

- 物事の全体像がとらえられる

日本人の気質からしても、こちらに移住目的で来る方たちはよく準備しています。でも時々「今からそんな細かいことを心配しても、、、」と思うことを質問する方もいらっしゃいます。もちろん私の仕事はそういった質問に一つ一つお答えして心配を取り除くことなんですが、あまりに細部にとらわれていると全体のイメージがつかみにくいことが多々あります。

まずは全体像をイメージする→行動してみる→細部を調整という流れの順番を間違えると時間のロスが多くでます。

 

- 思ったように計画が進まなくてもピンチはチャンスと考えられる。

 なんとかなるだろうと無計画的にこちらに来ることはお勧めしません。無計画と楽天的は全くの別物です。でも、計画した通りに物事が進まなくても慌てず焦らず、このピンチをどうチャンスに変えるかと頭を切り替えることは重要です。

そして在独15年の経験上、ピンチの時って実は大きなチャンスにめぐりあうこと多いんです。頭の切り替えが出来ていないと大きなチャンスを逃してしまいますよ!

 

 いかがでしょうか。フリーランスとして生きていく厳しさのようなものを書きましたが、私自身もベルリンに移住して現在はフリーランスとして働いている一員です。(最初からフリーランスだったわけではありません)

在独15年目に入った現在、結果としては今の生活にとても満足しています。

お金がたくさんなくても、満ち足りた気持ちで毎日を過ごせる土壌がベルリンにはあるのです。

そこがお金を稼いで消費することで生活の満足度をあげている日本と大きな違いではないでしょうか。

 

 いかがですか。

ベルリンでフリーランスとしてサバイバルしてみたくなりましたか?