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ビザ取得までの道のり~日本編~

みなさん、こんにちは!

 

ベルリン在住の小倉亜美です。

 

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私はベルリンにて女優/モデルとして活動しております。

前回は

【小倉亜美って誰?】

【ベルリンに移住するきっかけ】

についてお話ししました。

 

今回はさらに踏み込んで私の【ビザ取得までの道のり~日本編~】をお届したいと思います。

 

フリーランス経験ゼロ、もちろん実績ゼロからスタートした私が、実際にベルリンでビザを取得するために取った行動、

 

それは、、、、

 

第一にリサーチです!

 

WASABIさんから大まかなフリーランスビザについての情報は得ていたものの、彼女と私とではバックグラウンドが違うので鵜呑みにすることはできません。

というのも、ビザ申請は本当に個人により必要書類などが変わってくるからです。

 

そこで申請手続きを円滑に行うため、最新のビザ情報と手続きのエキスパートはいるのかをリサーチしました。

 

そうして出会ったのがcc-nipponの川嶋淳子さんでした。

 

良心的な価格設定と何度かメールでやり取りをしたのち、川嶋さんに申請サポートを依頼しました。

ビザ申請は今後の自分の人生を大きく左右する出来事かと思います。

やはり、信頼関係というのがとても重要になってきます。

ですので、不信感を抱かずに安心して依頼したいと思っていた私は、メールにて自分の現状も話しつつ連絡を取らせていただいたのを覚えています。

 

まだクライアントになるかわからない私にですら、川嶋さんは丁寧に回答くださり、ベルリンのビザ状況やフリーランスビザ申請に関してなどご説明くださいました。

 

そのクライアントへの不信感を抱かせない誠実なメールの言葉が決め手となり川嶋さんにビザ申請のサポートをお願いしました。

 

ですが、あくまでサポート。

目まぐるしく更新されるビザ申請に必要な情報とアドバイスをいただくだけで実際に必要な書類や実績・経験、クライアントをみつけるのは申請者本人です。

 

いよいよベルリン移住に向け準備を開始するにあたり、イメージを具体的にする為におおまかな渡独時期を決め、そこから逆算して必要な行動をとっていく事にしました。

 

私にとって大きな課題はこの二つ。

フリーランスとしての実績づくり

・ドイツのクライアント探し

でした。

 

クライアント探しはベルリンを中心にドイツのアクティングとモデルエージェンシーに片っ端からメールを送りまくりました。

日本と少し勝手が違うのは海外ではCVという自己推薦書のようなものが必要になってきます。CVを読んで興味があればプロフィールを見る。という流れだと聞いたので、自分の経歴や強み、個性など端的に文章にしました。検索してヒットするエージェンシーやキャスティング会社約150~160社に送りました。複数回送ったところもあります。そうして、幸運にも興味を持ってくださったエージェンシーがアクティングとモデルで一社ずつ見つかり、推薦状もお願いすることができました。

 

続いて実績づくりですが、これはある程度時間を要するので、私のようにフリーランスとしての方向がまだ定まっていない方は早めに考えて動いていくのがいいかと思います。

 

今では色々な求人サイトがありますが、私はLancersというサイトを利用しました。海外のサイトではUpWorkなどがあります。後は自分のクライアントになり得る方や企業にコンタクトをとる!こと。

私も日本のゲーテインスティテュートや海外の案件が多い制作会社やキャスティングエージェンシーにコンタクトを取り、偶然にもドイツの国民的テレビドラマが日本で撮影するということでキャスティングされ撮影に参加することができました。

その経歴もビザ申請の際にアピールポイントとなったので、個人事業主であるフリーランスにとって、ネットワーキングはとても大切かと思います。

 

かくいう私も、今までバイトでもなんでも「与えられている仕事」ばかりだったので、

ここにきて初めて自分から「与える仕事」へのシフトチェンジが必要でした。

 

果たして自分は何を提供できるのか?何を提供していきたいのか?どんな働き方がしたいのか?色々考えました。

 

もちろん演劇は絶対やっていきたい。

それに付随して可能性を広げた時に、学生時代様々なスピーチコンテストで築き上げた実績を思い出し、ナレーションと翻訳で実績を作ることにしました。

学生時代の実績もそうですが、ナレーションや朗読の資格・検定なども取得していたので、経歴に書くことで幸いすぐにクライアントが見つかり、翻訳、ナレーションの両方でいくつかお仕事をさせていただくことができました。

 

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実際、移民局でのビザ面接の際も担当官にナレーション、演劇で学んだ証明を求められました。実績もそうですが、独学ではなくキチンと専門的な知識があること、だから仕事をしている(実績がある)という証明できたことで女優・モデル・ナレーターとビザに項目を追加してもらうことができました。

 

実力もさることながら、それをキチンと証明できる。

ドイツという国が資格・学歴を重んじる国だと実感した体験です。

 

またビザ申請で大事になってくるのが銀行口座の預金額!

銀行に生活していくための十分な金額があることを示すのもとても大切な要素なので、ずっと続けているインストラクター業もフリーランスの仕事と並行して行ってきました。

 

その間も川嶋さんと定期的に連絡を取りつつ、必要書類を集め、まとめたりして実際の渡航日まで準備しました。

 

ここまでが私がベルリン移住を決めてから日本で行ってきた準備となります。

 

ただビザ申請には住民登録がマスト!

これは現地にいないと中々難しいのが現状です。

というのも、ベルリンは住居難。

現地の方でさえも四苦八苦している状況です。

 

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次回はそんなことにも触れつつ、現地での生活の様子をお届けしたいと思います!

 

最後までお読みくださりありがとうございます。

 

Viele Grüße

Ami