ベルリンでの滞在許可取得は果たして本当に簡単か!?
こんにちは。ベルリンの川嶋です。
今日のお題は「ベルリンでの滞在許可取得は果たして本当に簡単か」です。
ベルリン、移住 などのキーワードで検索してみると、ベルリン在住の日本人のブログなどが出てくること、出てくること!
そのほんとんどが、「ベルリン移住しやすいよ!」というのものです。その「移住しやすい」には「生活しやすい」という意味も多く含まれているでしょう。
確かに個人的には冬の寒さと長さを除けばベルリンは生きやすい街だと思います。
でも、滞在許可が取得しやすいかというのはまた別の問題です。
「滞在許可が申請しやすい」というのは、あくまで他の国と比べてということです。
ただ、私はドイツ以外で滞在許可が必要なほど長い滞在をしたことは語学留学以外ないので、人から聞いた話やインターネットで調べたことになりますが。
アメリカなんかは代表的ですが、働くビザや滞在許可を申請するのが非常に困難な国もあり、雇い主がいてもビザの申請料がべらぼうに高かったりします。
滞在許可とビザの違いはこちらでも書きましたが、ドイツに来る場合は基本的にビザを日本で申請せず入国できます。お隣フランスは同じくシェンゲン協定の国にも関わらず、日本で滞在目的に合ったビザを申請し、さらに現地で滞在許可を申請するという手間があります。
それに比べれば、ドイツでの滞在許可申請は日本でビザを申請することなく入国し、シェンゲンビザ有効期限内の3か月以内に滞在許可を申請すればOK。しかも申請料は高くても100ユーロちょっとなれば、「簡単じゃん!」と思うでしょう。
結果からいえば、必要書類さえきちんと持っていれば簡単です。でも、その必要書類をきっちり集めるのが簡単かは人によります。
例えば、雇用主がいないのに就労ビザを取るのは無理です。先に労働契約をしてもらえる雇用主を探してください。契約書もどんなものでも申請に通るというわけではありません。
また、ドイツ国内に顧客が一件もないのにフリーランスのビザを取るのは無理です。日本で、もしくはこちらに来てシェンゲン協定の期限内にめいいっぱい営業して、ビザの申請までにフリーランス契約や受注書をもらうところまでこぎつけてください。
外国人局のページには残念ながら必要書類は全部書いてありません。それはその人の学歴や職歴、その他諸々の条件によって必要書類が違うからです。
また、インターネット上のブログなどでも、この書類とこの保険でこのビザが取れた!なんて記述がありますが、インターネットの情報には賞味期限があります。その人がその書類でビザが取れたといっても、他の時期に他の条件で他の担当役人でビザが取れるかはわかりません。
インターネットでなんでも情報が手に入る時代だからこそ、その情報に踊らされないようにしましょうね。
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