ドイツ人、年末年始は何してる?-クリスマス編
川嶋@マイナス気温のベルリンです。
寒いですね、ベルリン。
日本の冬との大きな違いは空の色です。
日本の場合は寒くても青い空が広がっていることが多いですよね!?
ベルリンはというと、、、
毎日、毎日どこまでも灰色の空の下、太陽の光を拝める日はめったにないです。。
そんなドイツの冬ですが、12月はまだいいんです。
なぜかというと、
そう!
くらーい冬の寒空の下、燦然と輝くドイツ冬の風物詩クリスマスマーケットがありますから。
このクリスマスマーケット、ベルリンは観光地なので例外がありますが、地方では12月24日で閉まってしまうところがほとんどなんです。
今年こそは本場クリスマスマーケットを体験したいと思っているみなさん、旅行日程には気を付けてくださいね。
私が去年初めて行ってみて結構よかったベルリンのクリスマスマーケットは、アレキサンダープラッツ近くの赤の市庁舎前のクリスマスマーケットです。
アレキサンダープラッツには二つクリスマスマーケットがあるんですが、駅すぐのところではなく、赤の市庁舎前のところです。
ここは大観覧車が出ているし、観覧車の前でスケートもできます。
ちょっと、ここみてください。
観覧車が回るの、めっちゃ早くないですか!?
やや高所恐怖症気味な私はちょっとびびっていたんですが、勇気を出して乗ってみました。
すると、
意外に大丈夫でした!
一番高いところにいる時間が短いからか、思ったより怖くなかったです。
ところで、日本でクリスマスといえば12月24日のイブ、そして25日のクリスマス当日という認識ですよね。
え、ドイツは違うの?
はい、少し違います。
24日は日本と同じくイブ(ドイツ語ではHeiligabend聖夜と言われます)といわれています。
でもAbend(夕方もしくは夜)と言われるくらいなので、メインは夕方以降です。この日、実は祝日ではありません。14時くらいまではスーパーなども普通に営業している日なんです。
そして、メインは25日、26日。この二日間がドイツでいうクリスマスです。スーパーなどのお店も閉まっていますし、会社もお休みです。26日もですよ。間違えないように!
ちなみにレストランなどのサービス業以外普通のドイツ企業は24日の午後から年始までお休みするところが多いですね。会社自体はお休みじゃなくても、ここに有給をぶつけて休んでしまう人が多いので、実際会社自体が休んでいるのと同じなんです。
さて、気になるのはクリスマスの晩餐です。
クリスマスは日本のお正月みたいなものなので、みんな実家に帰ってゆっくり過ごします。間違っても家族のところには帰らず恋人と高級レストランでお食事なんていうコースはありません。
ご家庭によって伝統があるようですが、ドイツ人数人にクリスマス何食べるの?と聞いてみたことがあります。
まず24日はKartoffelsalat und Würstchen(ポテトサラダとソーセージ)という答えでした。
え、聖夜なのにそんな普通なの?と聞いたら、次の日の料理で忙しいから、24日は買ってきたポテトサラダとソーセージで済ませるとのこと。
そして、メインの25日、26日はというと、ガチョウや鴨の丸焼きを食べるのがドイツの伝統なんです。
日本でもお正月太りなんていいますが、ドイツもクリスマス太りは大変なものです。とにかく肉肉しい食事のオンパレード!胃がもたれます~。
そして、夕食の後はプレゼント交換です。
このプレゼント交換、ドイツ人家族がいる人たちはいつも頭を悩ませています。
義母、義父、おばあちゃん、おじいちゃん、いとこ、姪、甥、叔父、叔母、、、
とにかくクリスマスに集まる親戚一同に一人一人個別にプレゼントをするんですから、そりゃあもう大変です。
2年前からの我が家の新ルール「プレゼントは子供のみもらう!」は便利ですよ。趣味の合わないプレゼントをもらうことも、何をプレゼントするか頭を悩ませることもありません。
クリスマスといえば欠かせないのがツリーですが、ドイツではよく生モミの木を家に飾ります。
11月の終わりくらいから街角でツリーが売られているのを見かけるようになり、ここで買ったモミの木を家に持ち帰って飾りつけするんですが、このツリーの下にプレゼントが置かれるんですね。
日本のよいこのみなさんも、プレゼントもらいましたか~?
さて、次回は大晦日からお正月のドイツを紹介します。