悪名高き!?ドイツのサービス
すっかり夏めいたお天気になり、夏が短いベルリンではみんなうきうきしています。
が!
私は怒っています!
なぜかというと
ドイツ人の辞書にはサービス精神という言葉が存在しないから!!
悪名高いのはドイツテレコムですが、ドイツテレコムのインフラを使っている電話、インターネット会社も負けてはいません。
ドイツのサービスあるある、その1
電話がつながらない、もしくは電話に出ない
まず、何か問い合わせしたくても、お客様センターの番号にはそうそうつながりません。
待ち時間1時間なんてこともざらで、1時間後にやっとつながったと思ったら「現在込み合っているので、他の時間にお電話ください」というアナウンスが流れ、一方的に切られた、、ということもありました。
ドイツのサービスあるある、その2
たらいまわしにされる
やっとつながった!と思ったら、担当部署におつなぎしますと言われて、次の担当者につなげられ、事情を一から説明すると、担当部署におつなぎします。。これを5回くらい繰り返し、やっと本当の担当者につながった。。
電話で転送してくれればいいですが、事務所などに訪問して、担当者が今いないから来週また来てといわれ、次の週行ったら、また、担当は他の部署だから、、と言われた日にはキィー!!!となります。最初からどこに行けばいいのか行ってくれよ~。
ドイツのサービスあるある、その3
担当者は休暇中です
ドイツに限らずヨーロッパは休暇大国。
休暇を取ることは法律で決められていて、社員が休暇をちゃんと取っていない場合は、会社が罰則をうけます。ですので、年末になっても有給を消化していないと「君、こまるんだよね、休暇取ってくれないと!」と上司からお叱り(!?)が入ることもあります。
また、休暇は最低1週間、最大で3週間ほど連続でとるのが一般的なので、担当者が休暇に入ってしまうと3週間作業が進まない!なんてこともざらです。
ドイツのサービスあるある、その4
連絡がない
例えば、不動産にこの物件あいていますか、この条件で部屋がありますかと問い合わせるとします。もし物件があいていなかったり条件にあう部屋がなかったりしたら、日本の場合、「申し訳ありません、現在ご紹介可能な物件はありません」と少なくとも返信が来ます。
ドイツはというと、(いつもではないですが)返信がないことが多いです。もう一度問い合わせても、メールだと無視。電話はつながらない。じゃあ、しょうがないので出向くと、「今紹介できる物件がないから連絡しないのに、なんで来たの?」
先に出たインターネット会社でも、申し込みから1か月以上応答なし。お客様センターつながらない。やっとつながって聞いてみたら、「ドイツテレコムのインフラ整備のため遅れています。」だそうです。
それなら、一言いってくれりゃいいのに、、
ドイツのサービスあるある、その5
ミスが多い、期日が守れない
ドイツの最大手の銀行で口座を作ったら、、
書類が間違った住所に行ってしまった。
書類が届かない(ポストに名前が出ていますかといわれたが、ちゃんと出ています!)
税理士に書類を頼んだら、、
書類を頼んだがなかなか送られてこない。この日までに必要なのでメールで添付してくださいといったら、前日に郵送。なんとか必要な日にはぎりぎり間に合ったけど、郵送じゃ間に合わない可能性大だからメールでって言ったんです!
担当者が辞めて、書類をほったらかすこと半年間。
アポイントの日を間違えている。
などなど、きりがありません。
こんなドイツ人たちと、サービス先進国から来た日本人のお客さんの間に入っている私の身にもなってもらいたいもんです。。と、もう愚痴しかでてきません。
お客さんによく聞かれることは
「これってドイツでは普通なんですか?」
普通とは言えませんが、頻繁にあることは確かです。
では、どう対処すればいいのでしょうか。
海外生活を始める方全般に言えることですが、リスク管理はあくまで自己責任で。ということです。
私は最初から人はミスをする生き物だという認識でいます。なので、「期日に間に合うかな?」「滞りなく作業が進んでいるかな?」と不安を感じたら、先回りして確かめます。誰かがやってくれるだろうという認識ははっきり言って甘いです。
また、時間には余裕を見ておきましょう。
ビザ申請関係だと、入国から滞在許可の申請まで90日間猶予があります。入国直後に外国人局の予約を取ってくる人がいますが、1,2か月くらいは準備期間を見ておいたほうが安全です。ドイツでは銀行口座一つ開くにもスムーズにいかないことがあるからです。
最終的には、諦めが肝心です。
ま、ここはドイツだし。。と思えば腹も立たない、、、ハズ、、、
かく言う私も腹を立てているんですが、ドイツ人たち、そういった意味では人間的です。
人間ですから、ミスをすることもあります。休みも必要です。自分の担当ではない案件まで面倒を見る必要もないんです。
日本では過労、ブラック企業などが問題視されていますが、消費者からの圧力も大きいのでしょう。
日本で働くみなさん、こんなゆるゆるなドイツのサービス業事情についてどう思いますか?
次回は亜美さんのストーリーの第3弾、住居探し編です。